温熱で健康的にアンチエイジング

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温熱で健康的にアンチエイジング

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温熱療法で免疫力が高まり、病気が治る

体が冷えしまっても、外側から温めることで副交感神経が優位になり、体の隅々まで血液が流れてくれます。

また、血流が改善することで、冷えて低下していた内臓の動きも活発になります。

こうして副交感神経が優位になって血流が改善し、内臓の働きが高まれば体調も良くなり、免疫力も高い状態に保たれるのです。

とはいえ、室内の設定温度を上げたり、着ぶくれするほど厚着をしたり、サウナに入って汗をかくなど、むやみに体を温めればいいというわけではありません。

健康維持や病気の改善には、湯たんぽやお灸などで副交感神経に適切に働きかけて、血行をよくする温熱療法が効果的なのです。

病気になると白血球の中のリンパ球が減少しますが、温熱療法を続けると、減少したリンパ球が増えて免疫力が高まり、病気が治ってきます。

また、体を温めることで内臓の血液量が増えると、手足にも十分な血液が流れるようになります

その結果、体のこりや痛みがとれ、疲労感、頭痛、腰痛などの症状も改善します。

なお、こうした血流の改善は、赴任や生理痛などの婦人科系疾患の改善にも役立ちます。

内臓の血液量が増えることで脳の血流もよくなるので、うつ病や不眠、認知症などの精神的な疾患にも温熱療法が有効です。

アンチエイジングも体を温めることから

「食べたいものを食べないで必死にダイエットをしても、なかなか体重が減らない」という声をよく耳にします。

その原因に、体が冷えた状態のままダイエットをしていることが考えられます。

肥満の元凶はなんといっても体の脂肪ですが、体に脂肪がつくのは冷えから身体を守るため。

体を冷やせば冷やすほど、お尻やお腹に脂肪が蓄積されるわけです。

また、体が冷えているのは血流も悪い状態なので、代謝も下がり、太りやすくて痩せにくい体質になってしまいます

また、体温が1度低下すると、新陳代謝は12~20%低下します。

体が冷えて体温が下がったときに、いつも通りの生活をしていると、体が消費するエネルギー以上に食べている可能性が高くなります。

つまり、体の冷えを改善しない限り、体重は増える一方ということです。

ダイエットの一番の近道は、体を冷やさないこと

また、冷えた体を積極的に温める事です。

副交感神経を優位にすると老化のスピードがゆるやかに

嬉しい事に、体を温めることはアンチエイジングにも役立ちます。

自律神経の働きは年齢によって変化し、加齢とともに交感神経優位に傾いていきます。

そうした自律神経の変化が、年齢とともに血流や代謝力を低下させて、私たちの体にさまざまな老化現象をもたらすわけです

年をとると平熱が下がってくるのもそのためです。

「もう若くない」と感じる年齢になったら、体を冷やすのはとくに禁物。

また、血流がわるくて美しい肌も保てません。

だからこそ積極的に体を温めて副交感神経を優位にすることが必要です。

それによって、肌や髪などの見た目の老化や、老眼や関節痛など身体機能の老化のスピードが緩やかになります。

健康だけでなく、美しさのカギも「体を温める」ことが握っているのです。