姿勢が悪いと脳の働きが落ちる
はじめに
頭痛について勉強しているうちに、脳にも興味が湧いてきました。
脳の特性を知ることで、頭痛の改善に役立つことも多々あるような気がします。
人が本来もっている本能や脳の癖を知ることで、毎日を快適に生きるヒントが見つかれば嬉しいです。
姿勢が悪いと脳の働きが落ちる
小さい頃から「姿勢をよくしなさい」と言われた人も多いかと思います。
しかしなぜ姿勢を崩してはいけないのかを考える機会はなかったのではないでしょうか。
姿勢が悪いことがなぜダメなのかは、実は空間知能から説明することができます。
姿勢が正しく保たれていないと、身体のバランスが崩れてしまい、空間知能は働きにくくなるのです。
正しい姿勢、水平な目線を維持すると、物事の正確な理解や、身体のコントロールがしやすくなります。
身体のバランスを保っていると正確に物が見え、思考力が発揮できます。
もちろん、身体が疲れないので、集中力を維持できるという点も無視できません。
目線を水平にすることが大切なのは、目に入った情報が傾いていると、脳がそれを補正しなければならなくなるからです。
とくにスポーツにおいては、この補正する時間によって、身体を動かすタイミングにズレが生じるので注意が必要でしょう。
美しい立姿や歩き方などを鍛えるのは、文武両道につながるといえます。
姿勢を正すには「いつでも真上に飛び上がれる状態」を保ち、左右の肩甲骨を結んだ線が、地面に対して平行になるように意識するのがポイントです。

脳のリズムを無視してはいけない
歩いたり走ったりするなど身体を動かすとき、話すときや考えるときに「調子がいい」「乗ってきた」と感じることはありませんか。
何事においても「テンポよくリズムにのる」ということを心がけるのが大切で、リズムを無視してダラダラするのは、脳をダメにする習慣であるといえます。
音楽を聴くのもひとつの方法です。
「自分が乗れるリズム」を見つけ、そのリズムに乗って身体を動かしたり思考したりすると、脳のパフォーマンスが引き出されやすいのです。
適度に心地よく聞き流せる音楽は作業効率をアップさせます。