こんな症状がでたらストレートネックを疑え!

目次
多くの若者がストレートネックになっています
日常生活でストレートネックの症状が現れているのに単に見過ごしたり、たいしたことではないと重要に考えていないことが大半です。
頭が痛い時に脳神経外科を受診してMRI検査やCT検査を受けることも珍しくありませんが、原因がストレートネックにあるケースが多いのです。
社会人になれば、さらにストレートネックが悪化して、長時間本や書類が読めなくなったり、目の疲れ、腰痛や集中力も欠けます。
特にデスクワークが継続的にできなくなります。
心因性やストレス障害にもなり、入社一年で休職や退職する事にもなります。
本人や会社にとってマイナスでしかありません。
こんな症状ありませんか?
・首が痛い・・肩が痛い・・疲れが酷くなる。
「あー疲れた」といって背伸びをしたことはありませんか。
そしていつの間にか疲れが取れなくなった・・・年のせいかな?と諦めていませんか?
・ある日「あれ!?」首が曲がらない。
パソコンや仕事を終わって首の動きが悪くなった。首が左右対称に回らなくなったなど感じたことはありませんか?
・疲れた!クイックマッサージに行きたい。
クイックマッサージに行きたくなったことがありませんか?
肩にはりを覚えたことはありませんか?
・頭が痛い・・原因がわからない
だんだん酷くなると頭が痛い、仕事が手につかない、など仕事に支障が出てきて、会社に行きたくないと思うようになるのです。
・うつ症状、眠れない・・の悪循環。
多くの人がうつ病に悩んでいます。うつ病の症状は、眠れない、昼なのに眠くなる、やる気がおきない・・など、首の障害による神経異常によると思われます。
・様々な体調不良もおきる
脊髄の神経が圧迫され、頭が痛い、身体がだるい、疲れやすい、眠れない、目が疲れるなどの多くの症状がでてきます。

気づいて欲しい!ストレートネックの危険信号
オフィスがOA化され、子供の頃からテレビゲームなどばかりで身体を動かす時間が少なくなって首のまわりの筋肉が硬直化し、動かなくなってしまいます。
・肩が重い
・「首が痛い」とつぼめてしまう
・猫背、前向き姿勢になっている
・前かがみになって仕事をしている(パソコンによるデスクワーク)
・首の後ろが「なにか変」と感じる
・「腰が痛い」と感じる
・「頭が痛い」と感じる
・後ろを振り向くのに首につっかかる違和感がある
・車で後部座席を振り向いて物を取りづらい
・「手があがらない」とかんじる
・目が疲れる、目の奥が痛い
・手がしびれる
・イライラして効率があがらない
お子さんのストレートネックの症状
・姿勢が悪い
・肩がこる
・体が曲がってきちんと起立できない
・首が傾いてしまう
お子さんのストレートネックの原因
・授業中の姿勢が悪い
・寝そべってテレビを見る
・ゲームなど、首が不適切な姿勢での長時間継続
首や頭が痛くなる理由
正しい頸椎は首の後ろにゆとりがあり、筋肉の緊張もありませんので症状も現れません。
しかし、ストレートネックの頸椎は前方に頭が来るので、首の後ろの筋肉が突っ張った緊張状態で頭を支えることになり、首の違和感を感じるようになります。
さらに、首から筋肉を伝って、頭・背中・肩甲骨へと響くことになります。
頸椎の変形湾曲をさらに悪化すると、いよいよ支えられなくなり首がパンパンに突っ張ってしまいます。後けい部の筋肉は後頭部に癒着しているので、頭痛は後頭部から症状が現れるようになります。
そして頭全体の頭痛を感じるようになります。
デスクワークは、常に前傾姿勢なのでつらい状態になります。
ストレートネックの合併症
変形性頚椎症
ストレートネックも変形ですが、さらに悪化した場合に、頸椎が後方へ湾曲し、さらに左右することがあります。
この状態になると、頸椎の神経の圧迫をきたし痛いどころではありません。
苦しくて日常生活もできなくなります。
交通事故の強度なムチウチ状態のようになります。
仕事も勉強もまったくできません。
ほとんどのケースはそれまでに受診しますが、たまに気づかず過ごすこともあります。注意しましょう。
60歳以上の場合は頸椎の老化、狭窄(狭くなる)などにより変形することが多く、この場合は左右の手のしびれ感、筋肉の萎縮(細くなる)をきたして、運動マヒを伴います。手術になることもあります。
側わん症
学校の検診でよく見られるのが、胸椎のわん曲症です(側わん症ともいいます)
ストレートネックのためにせき柱管の圧迫により、胸椎(12個)の変形が始まり、わん曲してしまうのです。
起立させて背面から見ると肩甲骨の高さが違います。右肩甲骨の方が高い位置になることが多いです(右利きの場合)
胸椎のわん曲症は、本人も気が付かないことが多く、高校生の時に診断されるのが大半です。
骨切り手術など大変なことにもなりますので、小・中学生の時から姿勢を正して注意しましょう。
お子さんのストレートネックが心配になったら⇒
ストレートネックと頸部椎間板ヘルニア
ストレートネックを放置しているとヘルニアになります。
手・腕のしびれ、痛みを伴う運動マヒをきたして、最終的には指が動かなくなります。ボールペンも箸も持てなくなります。
これは椎間板が脊髄を圧迫することにより起こりますが、40~50代に多く見られます。
場合により手術することもあります。
子どもには少なく、まだ筋肉や組織が柔らかいので、ヘルニアになりにくいと思われます。
しかし、子供だからと安心しているとやがて年齢と共に変形・狭窄(狭くなること)・圧迫などによりヘルニアの合併症を招くことになります。
しっかりとストレッチをしましょう。

ストレートネックを防ぐには
生活習慣・生活環境を変えてみましょう
ストレートネックを防ぐには、日ごろからの姿勢が最も大切です。
胸を張って歩くこと、ストレッチして十分に首の筋肉を伸ばしましょう。
仕事中も胸を張って姿勢を正すことを心がけるようにしましょう。
また、週末にスポーツにチャレンジしたり、ハイキング、温泉などに行くのも効果的です。
子供も授業中のだらだら座りはやめましょう。
家族の協力も必要ですのでみんなで見守ってあげましょう。
ストレッチや運動が大切!それはわかっていても今現在が硬くて痛くて辛くてできないという方へ⇒
ストレートネックについて、あわせて読みたい「首の不調はストレートネックが原因」⇒/https://mikoaseitai.com/straight-neck/