脳が考えをまとめる仕組み
はじめに
頭痛について勉強しているうちに、脳にも興味が湧いてきました。
脳の特性を知ることで、頭痛の改善に役立つことも多々あるような気がします。
人が本来もっている本能や脳の癖を知ることで、毎日を快適に生きるヒントが見つかれば嬉しいです。
人に物事を伝えたり、共感したりされたり、得意だという人もいれば苦手という人も多くいるかと思います。私も非常に苦手な方です。
そのしくみは脳を知ると理解することができます。
まずは自分の脳が考えをひとつにまとめる仕組みを理解するといいでしょう。
脳が考えをひとつにまとめる仕組みとは
脳にある膨大な数の神経細胞で、瞬時に情報伝達を行っています。
情報が伝わると脳では「発火現象」がおきます。ひとつの神経細胞が発火現象を起こし興奮すると、その周りにある神経細胞も同期発火を起こし、そのまた周りにある神経細胞も起こすという現象が波のように連鎖して起こります。
このような同期発火の連鎖によって、脳内の情報がまとまると考えられています。
人から話を聞いたり、相手の身振り手振り、表情を見たりすると、こちらも相手と同じように神経細胞を同期発火するのです。
つまり脳神経細胞の同期発火が、人と人との意思疎通を可能にしています。
気持ちを共有するには、物事への興味を一致させ、感情を伝えることが必要なのです。

感情を込めないと気持ちが伝わらないわけ
同じ言葉を発しても、話し方ひとつで、相手への伝わり方は変わるもの。
そのメカニズムを探っていきましょう。
自分の気持ちがなかなか相手に伝わらないという人は自分の脳内で生まれた感情をしっかり表面に出せているかチェックしましょう。
たんたんと言いたいことだけ言っても、気持ちはなかなか伝わりません。
感情を込めて話さなければ相手の神経細胞を発火させることはできないのです。
「感情を表に出すのは恥ずかしいから」とクールに振る舞ってしまう人は注意です。
気持ちが伝わらないということは、考えや心も伝わらないということを意味しますから、コミュニケーション全般に支障が出てしまいかねません。
言葉の発し方はもちろん、表情にも喜怒哀楽を出すようにして、考えていることが伝わりやすくなるようにしたいものです。
子どもに勉強を教えるときなども、教える側がその内容の面白さ、興味深さをおもしろそうに話すべきです。
勉強は面白がり、興味を持つことで理解力や思考力が高まるもの。
子どもの脳の中で神経細胞を同期発火させるように、義務的に話すのではなくおもしろそうに話しましょう。
又、自分の考えや心を共有するには脳の中の自己報酬神経群の同時発火も必要です。
「脳にとってのごほうび=脳がうれしいと感じること」が一致しているかも大事なポイントです。