自律神経をご機嫌にする生活ルーティーン
目次
体内時計を朝の光でリセットしよう
生体リズムを整えるのには、毎日の習慣、特に朝のルーティーンが大切です。
起床したら朝日を浴びることで、体内時計をリセットできます。
天気が悪い日でもカーテンを開けたり、部屋の電気を明るくしましょう。
昼間は交感神経優位になりすぎないように、散歩をするなどして、適度な気分転換を挟むといいでしょう。
夜は眠りにつく準備の時間。
お風呂に浸かる、軽いストレッチをする、アロマオイルの香りをかぐなどしてゆっくりすること。
映画やゲームを楽しむときは、興奮しすぎないよう注意を。
「朝」に心がけたいこと
1起床したら朝日を浴びる
朝の光を浴びると副交感神経から交感神経へ切り替わり、身体が活動モードになります。
太陽光を浴びて14時間後には睡眠ホルモン・メラトニンが分泌され、寝つきもよくなります。
2起きたら白湯を飲む
起き抜けには、コップ1杯の白湯を飲みましょう。
これで胃腸が動き始めます。常温の水でもいいのですが、白湯なら内臓温度も上がり、基礎代謝がアップする効果もあります。
3朝食は必ず食べる
体内時計を順調に動かすには、朝食を食べるのが良いです。
時間がない、どうしても食欲がわかない人は、バナナとヨーグルトなど簡単なものでもいいでしょう。
4トイレでは便をチェック
白湯を飲んで朝食を食べると、朝の排便があるはず。
トイレでは便の状態をチェックしましょう。
コロコロとした硬い便や、黒っぽい便だと腸内環境が良くない状態です。
5散歩や呼吸法でスイッチオン
交感神経をオンにする軽い運動をするのも大切です。
職場まで少し長めに歩いたり、散歩をしてもよし、呼吸法を行ってもよし。
しゃっきりして1日をスタートさせましょう。
「昼」に心がけたいこと
1移動はなるべく徒歩で
適度な有酸素運動は、全身に酸素が回って脳の血流もよくなります。
仕事中の移動も、車や電車移動ばかりでなく、少し長めに歩くことを心がけてみましょう。
歩いて買い物に行くだけでもOKです。
2昼食は決まった時間にとる
不規則な食事のリズムは体内時計にも悪影響を及ぼします。
食事の間隔は6時間が理想ですが、難しい場合も、昼食の時間は12時半など、なるべく時間通りに食べるといいでしょう。
3水分補給は常温か温かい物で
腸内環境のためにも、適度な水分補給は大切です。
ただし、冷たい飲み物をやたらととるのは、胃腸の働きを弱める原因に。
温かいお茶か白湯、常温の水などを少しずつとるようにしましょう。
4笑顔を作ってみる
仕事中ストレスがたまってきた、イライラするかも?と思ったら、あえて口角を上げて笑顔をつくってみましょう。
口角を上げることで、副交感神経優位になる効果があります。
5用事を見つけて立ち歩く
座りっぱなしでパソコンを操作する生活は、骨格の歪みの大きな原因になります。
1時間に1回は程度は、用事を見つけて立ち、歩いてください。
ついでに軽いストレッチも加えると、さらにいいでしょう。
「夜」に心がけたいこと
1夕食は早めにとる
夕食は寝る3時間前には食べ終わっているのが理想です。
12時に寝るなら9時には食べ終わりたいところです。
それより遅くなるなら、油ものなど消化の悪いものは控えめにしましょう。
2お風呂に浸かる
昼間の交感神経優位の状態から、副交感神経優位にしてよい眠りにつくには、40℃くらいのぬるめのお湯に入ること。
短い時間でも、シャワーではなく湯船に浸かりたいところです。
3翌日の準備はしておく
朝からバタバタと慌てて家を出るのは自律神経も乱すもとです。
前夜に出かける準備を整えましょう。
天気予報をチェックして服装を調整しておけば、不意の寒暖差による自律神経の乱れも防げます。
4五感を刺激するひと時を
日中は目から入ってくる刺激に反応することが多いので、夜はほかの五感に刺激を
与えるようにするといいでしょう。
照明を落としてアロマオイルの香りをかいだり、ゆったりとしたリズムの音楽を聴いたりするのがいいでしょう。
5軽いストレッチをする
1日にたまった疲れや悪い姿勢で起きた骨格のゆがみを次の日に持ち越さないために寝る前のストレッチでリセットするのが大切です。
副交感神経も優位になって、眠りにつきやすくなります。
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