睡眠にも個人差がある

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睡眠にも個人差がある

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睡眠周期には個人差がある

睡眠の状態には、ノンレム睡眠(脳も体も眠っている深い眠り)とレム睡眠(脳は起きているが体は眠っている浅い眠り)があります。

起きやすいとされるのは、レム睡眠とその前後の浅いノンレム睡眠のときです

一方、ノンレム睡眠の時に起こされると、頭がぼーっとしてしまうなど、目覚めがよいとはとてもいえません。

睡眠中はノンレム睡眠とレム睡眠が交互に繰り返されています。

睡眠周期は、ノンレム睡眠のはじまりからレム睡眠の終わりまでを1回(1周期)として数え、その長さは約90分とされています。

「90分の倍数で起きれば目覚めがよい」と言われるのはそこからですが、睡眠周期は80~120分と個人差があるうえに、健康状態などで睡眠パターンそのものが乱れる事もあり、90分の倍数がいつも1周期にあたるとは限りません。

また、目覚めが悪いのは睡眠不足や覚醒障害などの睡眠障害によって、明け方にも深い睡眠が出現している可能性が高いとも考えられるのです。

午後の眠気はランチを抜いてもダメ

昼食後、しばらくすると体がだるくなって眠くなることがありますね。

これは満腹になると消化器官への血流量が増え、脳への血流量が減るので、脳の働きが低下し、眠くなるという説をよく耳にします。

しかし、脳への血流は常に最優先で確保されるため、この説は正しくありません。

満腹感から身体がだるくなることはありますが、昼食をとらない日も眠気は襲ってきます。

つまり、午後の眠気は食事の影響ではなく、体内時計の影響と考えるほうが自然です。

体内時計のひとつであり概日リズム(サーカディアンリズム)では日中の活動時間のちょうど中央辺りの14~16時に眠気が強くなると示されています。

そもそもの体内時計のしくみとして、昼間に眠くなるのです。

対処療法としては、ランチをよく噛んで食べたり、ガムを噛んだりすることです。

噛むことには脳を覚醒させる働きがあり有効です。

珈琲などカフェイン入りの飲み物をとるのもいいでしょう。

対処療法が効かないほどの強烈な眠気には仮眠もおススメです。

寝つきが悪い人は眠っていないと思いがち

眠りにつくまでの時間がどのくらい長いと、人は寝つきが悪いと感じるのでしょうか。

若ければ1~2分でストンと眠りに落ちる人もいますが、年齢が上がるにつれて、もう少し時間がかかるようになります。

5~10分程度が自然だと言われています。

明かりを消して10分以上眠れないと「寝つきが悪い」と感じ始め、30分も続くと「眠れない」といらだち始めます。

眠れない時に「眠れない」と意識しすぎると、それがかえってストレスになり、ますます眠れなくなってしまいます。

一番の対処法は、無理に眠ろうとしないことかもしれません。

また、眠れないと感じている時間は、本人の体感と実際の時間の長さにずれがあると言われます。

とくに、寝つきが無いと悩んでいる人は、入眠までの時間を実際より長くとらえがちです。

朝型と夜型はときに変わる

朝から活動的な「朝方」の人と、夜更かしが得意な「夜型」の人の割合はきれいな山型の曲線を描くもので、半分ほどの人はどちらでもなく、ある程度の朝方、夜型の人は20%ずつ、極端なタイプが5%のずつの分布です。

1日のなかでの体温の変化を比べると、朝型か夜型かがわかります。

平均より前の時間帯にずれていれば朝型、後ろにずれていれば夜型ですが、その差はせいぜい2~3時間程度です。

朝型は早朝から体温が上昇するので、覚醒の準備が早く整い、目覚めてすぐに活動を始められます。

そして夜になると低下するため入眠しやすく、眠りにつくまでの時間が短いのが特徴です。

一方、夜型は夕方から夜にかけて体温の高い状態が続くので、夜遅くまで元気に過ごせます。

その後平均より遅い時間帯に体温が下がり始め、早朝にもっとも低くなります。

朝の体温上昇も遅いので、覚醒レベルが上がるのも遅く、昼くらいまですっきりしません。

極端な「朝型」「夜型」は、遺伝で決まっているケースが大半とはいえ、多くの人は遺伝だけでなく、年齢や生活環境などの影響も受けるので、朝型、夜型が変わる事もあります。

ただし、異なる型へ変更することは遺伝的な素質に逆らうため、あまりお勧めしません。