ストレスマネジメントを考える

目次
身の回りのストレスと適度に付き合う
自律神経を乱す原因として知られているストレス。いわゆる精神的なストレスだけではなく、暑さや寒さ、騒音などの環境ストレス、体の不調など様々なものを体はストレスとして感じています。
明らかな悩みがあって、そのせいでまいっているようであれば、心療内科や精神科を受診したりするなどの対処を考えるほうが賢明です。
そうではなく、仕事で常にプレッシャーのかかる状況にいたり、考え方のくせで自分を息苦しくしてしまっている場合は、ストレスマネジメントをしましょう。

自分を追い込む考え方をやめる
まずは、オン・オフの切り替えを心がける事。
全て忘れて打ち込める趣味や、レジャーの時間を確保しましょう。
ただし、趣味でも頑張りすぎて「やらなければ」と思うと負担になるので要注意。
さらに、自分の状況を俯瞰で見るように心がけること。
思いつめると視野が狭くなって自分の責任を過大に考えてしまうことがあります。
また、何でも完璧を目指したい人は、それが不調の原因になっています。
仕事や家事ばかりでなく「自律神経を完璧にコントロールしよう」と、頑張りすぎるパターンもあります。
自律神経をコントロールするつもりが、かえって体は緊張状態になって、交感神経優位になってしまいます。
自律神経を支配するのではなく、ほどほどに仲良くしようと心がけるのが一番です。
自律神経について詳しく知りたい方はこちら⇒
イライラやモヤモヤは自律神経が乱れている証拠
人と比較しない
SNSが発達した現在は、それまでは目に入ってこなかった、他人の私生活の様子が見えてしまう時代。
自分より恵まれている人や充実した人ばかりが目について、モヤモヤした気分になることが多いかもしれません。
ですが、人と比較しても、自分を見失ってしまうだけ。嫌な気分になるなら、SNSは見ないという選択も必要です。
責任を背負い込まない
ストレスを感じやすい人は、責任感が強く、仕事でもなんでも一人で背負い込みがちです。
しかし、仮にあなたが失敗をしたり、急に仕事を辞めたとしても、システムはそのまま動いていきます。
自分の責任を過大に考えすぎる必要はありません。
「体を壊してまでやるべきことはない」と、どこかで割り切る事です。
他人に求めすぎない
家庭内のストレスで多いのが、「私は家族のためにこんなにやっているのに、家族は私に何もしてくれない」と感じてしまうこと。
自分は100やっているつもりでも、相手がそれに気づいているのかどうかはわかりません。
感謝される事や、お返しがあることを基準にせずに、自分がやりたい範囲だけやろうと割り切ってみるのもよい方法です。

好きなことに集中する時間をもつ
仕事や心配事などのストレスから、一時的にでも解放される時間をもつことで、自律神経も整います。
時間を忘れて集中できることなら何でもいいですが、インターネットやゲームなどは脳や目を酷使して姿勢も悪くなるので、それ以外がいいでしょう。
趣味がないという人は、長続きしなくてもいいので、興味のあることを始めてみるといいでしょう。
・押し活・・有名人でも2次元の存在でも好きな人に集中してみる。
・レジャー・・自然の中に出かけたり、親しい人と過ごしてリフレッシュ。
・スポーツ・・興味のあるスポーツを始めると、健康や体力維持にもなる。
明日でもいいことは割り切って明日にまわす
明日の為に前倒ししてやっておこうと思ってしまい、いつも時間に追われている気分になる、自分の時間が全く持てない、と思う人も多いのではないでしょうか?
組織で働いていると、やればやるほど仕事が増えてしまうというのはよくあること。
また家庭の家事も掃除、片付けにゴールはありません。
「今日はここまで!」と区切りをつけて、明日に回す割り切りが大切です。
仕事は家にもちこまない
オンとオフのメリハリをつけることが、自律神経のバランスを保つためには大切です。
通勤している人は仕事を家に持ち帰ってやるのは避けましょう。
テレワークの場合は「今日はここまで!」と決めたら、メールチェックなどもやめてスパッと切り替えをしましょう。
散歩に行ったり、お風呂に入ったりして気分を変えるのも有効です。

ぼーっと上を見て力を抜く
集中しすぎて疲れてきた・・・そんな時は、首やあごに力が入っているので、上を向いてぼーっとしましょう。
この時、あごの力を抜き、胸を広げると横隔膜も広がります。
「食いしばり」が気になる方はこちら⇒
身体が緩むと神経の緊張もほぐれます。
また、イライラが止まらない時は、階段の上り下りをするなど、場面を変えて身体を動かすと切り替えられます。
それでもダメだという方はこちら⇒