知っていますか?水のパワー!
目次
はじめに
皆さんは最近、水を美味しく感じますか?
私の経験からして、体調の悪い時は水を美味しく感じません。
また、お茶などは飲むけれど味のしない水は苦手とか、一日の水分はほとんどコーヒーなんて方もいます。
仕事柄、頭痛患者さんとお話しすることが多いですが、ほとんどの方が水分不足です。
昨今ではミネラルウォーターが普及して、以前よりは水に関心を持つ方が増えたような感じもしますが、実は一番身近な水について、私たちはあまり詳しくないように思いました。
今回はそんな「水」について何回かのシリーズに分けてお届けしたいと思います。
水のすごいパワー
ペットボトルの水が普及して、いまや水を買うことは当たり前になりました。
おいしい水を飲む機会が増え、お気に入りの銘柄があるという人も多いでしょう。
ひとくちに「水」といっても「軟水」と「硬水」では口あたりがまったく違います。
成分もボトリングのされ方もさまざまです。
実は体調に合わせて水を選べば、不調を改善する事も出来るし、水を飲むだけで痩せることも可能なのです。
症状別に水を選び、ベストのタイミングで飲むことで、様々な病気を予防・改善することもできます。
皆さんの健康のためにお役たち頂ければと思います。
水不足&滞りをチェックしてみましょう
体にとって、水は不可欠です。
体の不調や病気の原因は、水が足りない、もしくは水のめぐりが滞っている事かもしれません。
水は飲んでいる方だと答える方の中でも、詳しく聞くと全然足りていなかったり、コーヒーやアルコールも水分量に入れていたり、現在は発汗の多いお子さんにも水分不足が多いです。
赤ちゃんや幼児の頃はあんなに気にしていたお母さんも、「部屋でゲームをしていてそもそも汗をかかない」などと、お子さんの摂る水分量に関心のない方も見られます。
次のチェック項目、あなたはいくつ当てはまりますか?
Q1 体の水はめぐっていますか?
☑体がだるい
☑腰痛など体に痛みがある
☑手足にこわばり、しびれがある
☑めまい、立ちくらみ、足がつったりしやすい
☑動悸がおきやすい
☑雨や曇りの日は体調がすぐれない
☑吐き気があり、ゲップがでる
☑せき、たん、鼻づまりが続いている
☑胃がもたれやすい
☑以前より尿の出が悪い
☑冷えやすい
☑乗り物酔いをする
☆診断☆
3個以下
体の中の水はきちんとめぐっているようです。
上手に水分補給を続けて、水を滞らせないように気を付けてください。
4~9個
水分が滞り気味です。
不調が深刻になる前に、上手に水を飲んで、全身に水をめぐらせましょう。
10個以上
水の巡りが停滞している可能性があります。
水分を上手にとる方法を知り、水のめぐりを改善しましょう。
Q2 体の中の水は足りていますか?
☑疲れやすい
☑なんとなく体が重い
☑風邪を引きやすい
☑頭痛が続いている
☑以前より尿の回数が減った
☑口の中がねばねばしている
☑口の中が苦いと感じる
☑口臭が気になる
☑味を感じにくくなった
☑すぐに目が乾く
☑まぶたや手足の筋肉がピクピクする
☑肌がカサカサしている
☑肌につやがなくなった
☑シミができやすく、肌がくすんでいる
☑甘いものを食べたくなる
☆診断☆
3個以下
今のところ、水分不足の心配はありません。
だからとって、油断はせずに今まで以上に水分補給を続けましょう。
4~9個
気づかないうちに水分不足になっているかもしれません。
少しでも不調を感じたら、水分量を見直してください。
10個以上
体内の水が足りていない可能性が大です。
水飲み健康法を知り、さっそく始めることをお勧めします。
体をたっぷりと潤しましょう。
水を飲んで健康になる10の特徴
水は生きていくためになくてはならないものですが、意外と知らない事ばかりなのです。
体内の水の働きや水の健康効果、不調や病気を治す水の選び方・飲み方を解説します。
1血液の流れを促す
体内の水分が不足すると、真っ先に血液中の水分が少なくなり、血液の濃度が上がって、いわゆる「どろどろ」の状態になります。
体内が水分で満たされると、血液が「サラサラ」になって流れもスムーズになります。
2体をみずみずしく潤す
人間の体は半分以上が水でできています。
毎日2.5ℓもの水分が体の外へ出ていきます。
失った以上の水分をしっかり補うことで、ヒアルロン酸などのムコ多糖体が水分を抱え込み、体内の水分量を理想の状態に保ち、体をみずみずしく潤しているのです。
これが健康を維持し、病気に負けない体をつくる基本条件です。
3細胞が活性化される
私たちの体は60兆個もの細胞からなっていて、その細胞はたえず新しい物に生まれ変わっています。
体に入ってきた水は血液やリンパ液となって体中をめぐり、細胞に酸素や栄養素を届け、老廃物を流し出して細胞に活力を与え、細胞の働きを高めています。
4水のめぐりをスムーズに
体内の水分が数パーセントでも減ってくると、脳が指令を出して汗や尿の量を減らし、水分をため込もうとします。
たっぷりと水分を補強して体が水で満たされると、体の水のめぐりもスムーズになります。
5不要な物を排出する
水分が不足すると血液が「ドロドロ」の状態になったり、汗や尿の量が減って、老廃物が体に溜まりやすくなります。
水で満たされれば、血液がめぐって、老廃物を運び、汗や尿、便と一緒にスムーズに排出できます。
6体温を調節する
水は温まりにくく、冷めにくい性質があるので、水に満たされた体は、気温にあまり影響を受けずに体温を保つことができます。
また、体温が上がった時は、発汗を促して体温の上昇を防ぐなど体温を調節する働きがあります。
7有害物質を解毒・希釈する
お酒を飲んだ時に、アルコールを分解する過程で発生するアセトアルデヒドを分解(解毒)するように、水は体内に入った有害物質を分解する解毒作用や、賛成になった体を中和(希釈)する作用も持っています。
8体を目覚めさせる
朝の体は「休息モード」になっています。
朝起きぬけに冷たい水を飲むと、消化器官が刺激されて「活動モード」に切り替わり、目覚めスッキリ効果があります。
血液をドロドロからサラサラにする効果もあります。
目覚めの1杯は「生命の源」です。
9緊張をほぐす
イライラやストレスを感じると、脳に血液がたまります。
そんな時にコップ1杯の水を飲むと、脳に集まった血液が胃腸へ流れて神経を鎮め、リラックス効果を得られます。
就寝前に飲めば、心地よい眠りにつけます。
10アンチエイジング
老化とは「体の水分が失われること」です。
水は私たちが生きていくうえで欠かせないものであると同時に、健康や若々しさを維持するために欠かせないものです。
「みずみずしさ」は若さを保つキーワードです。